顎の整形手術というのは現在どのような施術が行われているのでしょうか。顔の輪郭が変わると、ずいぶん顔の印象も変わるもので、すっきりした輪郭に憧れる女性も多いでしょう。あごの整形手術は、昭和50年ころまでは美容外科でも骨を削るという方法はあまりせず、あごの骨皮質を少し削るような方法でした。当時の整形手術では、まだ全身麻酔の負担が多くて、またいい設備もあまり整えられてはいなかったのです。時代がバブル期を越えるころになると、全身麻酔の技術もどんどん向上し、美容整形外科も施設が整えらられ、あごの整形手術もそれにつれ向上するにいたりました。最近では顎の整形手術は、ほぼ患者の望みどおりにできるようになりました。けれどもその技術を考えると、あごの手術ではまだ医師や病院によって違いがあるのです。極端な例ですが、いまだに局所麻酔を使用するところもあります。技術や施設が不十分だと、希望とおりのあごに変えてもらえなかったり、皮膚に傷が残ってしまう、ということもあります。局所麻酔であごを整形する場合、手術中に聞こえる骨を削る音や、振動が辛いと感じることが多いようです。内耳に伝わる音は、外から入ってくる音と違って相当な苦痛を伴うのです。その技術が向上してきているとはいえ、あごの整形手術には何よりもまず信頼できる病院をしっかり探してから臨むことが必要になってきます。