肌がたるんだり筋肉の力が衰えたりすると、まぶたがたるむようになります。まぶたが目元までたるんで落ちるようになると、目元の印象がかなり重たいものになります。視界が狭くなって見にくいので、どうしてもまぶたに力を入れて目を開くようになり、眉間や額に自然にしわができるようになります。まぶたがたるむと人によっては目つきが悪くなり表情が険しく見えるようになります。まぶたがたるむことで疲れ目を起こしたり、偏頭痛、それから肩こりなどの原因になることもあります。上まぶたは、まぶたを持ち上げる筋力がひどく弱まった場合、ひどいたるみを起こします。ひどい場合で正面を向いた状態でもまぶたが瞳孔にまで垂れたような状態を、眼瞼下垂と呼びます。まぶたのたるみがさらに進んでものが見えにくくなり、顔を上げないとものが見えないほどに進行すると、頭痛や吐き気を覚えるようになります。眼瞼下垂は先天性と後天性のものがあります。後天性は加齢によるものやコンタクトレンズの長期装用やテレビゲーム、パソコンによる目の酷使によっても引き起こされます。まぶたは人の顔の中でも特に皮膚が薄くて乾燥もしやすく、そのためハリを保つのが大変であるため、その皮膚はたるみやすい状態になるのです。顔の中でも特別デリケートなのがまぶたで、皮膚のハリや、筋力のバランス、それから脂肪も適度にあることが大事で、これが崩れるとたるみになるのです。