損害保険募集人資格という資格が事務の仕事を損害保険会社でするためには必要です。損害保険業務の最も基本的な部分についての資格がこの資格で、資格の種類は専門性が高くなるとグレードアップします。損害保険会社の事務仕事は資格を持ってなくとも事務業務につくことはできます。けれど採用条件に資格を必要としている損害保険会社が多いようです。即戦力が欲しいからです。保険業法第276条に定められていることがあります。それは損害保険の募集を行うには資格が必須ということです。そういうわけで、資格がないままに損害保険会社の事務として採用された場合、会社の意向に従って資格試験を受験することになるでしょう。損害保険会社の事務の資格については以前は損保協会が行っており、資格そのものは各社共通でした。けれど現在は損害保険募集人資格以外は会社独自で資格試験を行っています。各社ごとの商品が大きく異なってきているためです。事務の資格試験はそんなに難しいものではありません。損害保険会社の内部で行うものだからです。損保事務の仕事を実践でこなしている人なら、保険会社から送られてくるテキストを一読しただけでまず合格点をとるのは難しいことではないでしょう。以前は損害保険募集人資格は一度取得すればずっと有効で認められているものでした。今では5年毎に繰り返し更新試験を受験し、5年ごとに更新しなければならない更新制になっています。